香川 哲のColum

香川 哲のコラム

2015.04.07 WETとDRYの違い ~言葉の持つエネルギー~

4月の2週目に入り、東京の桜は葉が目立つようになってきた。先週末は、弊社でも花見会を開催し大いに盛り上がった。やはり、一つのテーブルを囲んで食事をするということは、お互いを知り理解を深め、より良い人間関係を築いていくうえで効果的な方法の一つである。弊社でも、社員同士が仕事をスムーズに進めるのに役立っていると感じている。

 

今回は、WETタイプとDRYタイプの違いについて、久しぶりに触れてみたい。

言葉は「言霊」と言われるように、言葉自体にエネルギーがある。だが、同じ言葉を発しても人によって伝わるエネルギーの強さが違うと、私は考えている。その要因の一つが、昨年からお伝えしているWETタイプとDRYタイプの違いによるものである。

 

WETタイプの人は基本的に、「自分が言葉を発することで、相手がどう感じるか」「自分の発した言葉により、周りにどのような影響を与えるか」を先に考えてから言葉を発する。

そのため、言葉自体のエネルギーが丸みを帯び、柔らかいエネルギーとして発される。

一方、

DRYタイプの人は基本的に、「自分が思ったことや感じたことを、相手にすぐに伝えたい」「自分は自分、人は人であり、自分のことは自分でやりたい」という考えが強く、先のことを考えるよりも、言葉が先に出る。

そのため、言葉自体のエネルギーが直線的で、力強いエネルギーとして発される。


WETの人は、相手の言っていることを自分の中で理解した後、自分の考えをまとめた上で言葉を選びながら伝えようとするが、周りの人はDRYなので、WETの人が考えを伝えようとする前に「Yes/No、良い悪い」などを結論付けたり、「○○にしよう」と物事を決定してしまう。

そのため、DRYの人は周りの人(WET)から"自分の都合で勝手に決める人""物事の一面だけを見て決めつける人"と見られてしまう。

一方、WETの人は周りの人(DRY)から"自分の意見をなかなか言わない優柔不断な人""物事が決まった後になって、反対意見を言う人"と見られてしまっている。

 

お互いに言い分があるだろうが、人間はこのように大きな2つのタイプに分類されており「周りの人は自分とは逆なのだ」と、受け入れてしまえば楽になる。

つまり、意識的に相手に合わせていくのだ。

WETの人であれば、相手のためを思って気を遣っていることが「優柔不断」と思われてしまうのだから、相手がどう思おうと「嫌なものは嫌」「○○したい」と先に言ってしまえば良いのである。

そして、DRYの人は、相手が決められないから決めてあげている、と思って行っていることが「自分勝手」と思われてしまうのだから、結果的にどうなろうとも、まずは「あなたはどう思いますか?」「何か理由があるのですか?」と先に相手に聞けば良いのである。

 

自分の考え方や感覚のみで行動するのではなく、自分がやりたいことを抑えて、相手に合わせてみることで、より良い人間関係を築き、また築き上げた人間関係をよりスムーズにしていくことができる。

このコラムを読んでくださっている方々は「自分を成長させよう」という意識の高い方々だろうから、私が言及している「自分と周りは違う」という視点について理解してもらえることと思う。自分がどちらのタイプなのかは「本当はどちらのタイプでありたいか」を考えれば自ずと見えてくる。

ちょうど4月、新しい人間関係を築き始めることが多い季節なので、「自分がやりたいことと逆のことをしてみる」ことにチャレンジしていただきたいと思う。

 

今回は、これまでお伝えしてきたWETタイプDRYタイプの違いについてもまとめておこう。

WET】じっくり考えてから行動する ⇔ 【DRY】行動しながら考える (2014.05.26のコラム

WET】節度を持って人と付き合う ⇔ 【DRY】気安く人と付き合う (2014.06.06のコラム

WET】何かやられても、グッとこらえて受け止める ⇔ 【DRY】何かやられたら、やり返す (2014.07.08のコラム

WET】時間をかけて良い結果を求める ⇔ 【DRY】どんな結果であれ早く結果を出したい(2014.08.14のコラム

WET】仲間と一緒に大きなことを成し遂げたい ⇔ 【DRY】自分一人の力でどこまでできるのか試したい (2014.10.20 のコラム

 

上記の6つの項目については、昨年のコラムでそれぞれ詳しく触れているので、参考にしていただきたい。

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